札樽病院ブログblog

2024.04.16 UP
「銭函地区 介護予防フェア」で講師をいたしました!

こんにちは!通所リハビリテーションを担当している理学療法士の木村です。

2024年3月15日(金)銭函市民センター体育館にて、小樽市東南部地域包括支援センター主催の「銭函地区 介護予防フェア」に講師として参加させていただきました。

今回は、「元気に暮らし続けるために自分の体を理解しよう」をテーマに、介護予防のためにご自宅でできることや運動時のポイントについてお話しさせていただきました。20数名が参加され、なんと全員が女性!!皆さん熱心に聞いていただきました。

他にも、地域の介護予防教室「なごみ会」、「すまいる」の介護予防サポーターの皆様によるリズム体操や東南部地域包括支援センター職員による体力測定などを楽しみながら体験されていました。

初めて地域の介護予防フェアに参加させていただきましたが、健康を維持したい、元気に暮らしたいと思っている高齢者の方がたくさんいらっしゃることを知れて、日ごろ通所リハビリテーションに関わらせていただいている身としても大変参考になりました。今後も、地域の皆さんの健康維持、介護予防のお手伝いができれば嬉しいです。貴重な機会を頂きありがとうございました!

運動時のポイント(個人の体力に合わせることが大切です)
  • 座りっぱなしの時間を減らしましょう。
  • 65歳以上の方の場合、1週間で中~高強度の有酸素性の運動を150~300分行うことがWHOで推奨されています。    
    中強度の例)歩行20分、庭の草むしり、早歩き、ラジオ体操、ゴルフ、卓球、自転車を15分こぐ など。    
    高強度の例)ジョギング10分、エアロビクス、山登り、水泳、テニス など。
  • 毎日適度な運動を、時々、ちょっぴり疲れる運動を無理のない範囲で行いましょう。
    自宅でできる運動の例)足踏み運動を1分間
  • 低栄養は筋力低下を引き起こすので、口腔機能や栄養量などについても気を配りましょう。

2024.03.22 UP
入院や通院などのお悩みは、当院・地域連携部 患者相談窓口まで!

はじめまして 地域連携部 社会福祉士の髙﨑です。
2024年2月15日から札樽病院の地域連携部 部長として配属になりました。どうぞよろしくお願いいたします。

地域連携部って?

 皆さま「地域連携部」とは何をするところかご存じでしょうか?簡単に申し上げますと「地域の医療機関や介護サービス事業所などとの連携窓口となる部門」です。近年では多くの医療機関にこの「地域連携の窓口」が配備されており、病院にかかる患者さんが他の病院にかかりたい、入院したい、福祉のサービスを利用したい時などに「つなぎ」の役割を果たしています。
 また、この地域連携の窓口に「患者相談窓口」が併設されているところも多く、札樽病院の地域連携部も同様の役割を担っています。

どんなことを相談できるの?

 病気になると通院のこと、入院のこと、この先の生活のことなど、分からないことや不安なことが次々と出てくることも少なくありません。そんな時に地域連携部にいる「社会福祉士」や「入退院支援看護師」がご相談に乗り、病気を持ちながらでも住み慣れた地域で安心して生活が送れるようにお手伝いをさせていただいています。

 「外来リハビリに通いたい」「入院でリハビリをしたい」という相談から、「介護サービスの利用方法を知りたい」ということや「老人ホームってどんなところ?」など、さまざまなご相談に対応しておりますので、気になることや聞いてみたいことなどがありましたら、お気軽に「札樽病院 地域連携部」にお問い合わせください。

お問い合わせ先

TEL:0134-62-5851(代表)札樽病院 地域連携部

地域連携部について、詳しくはこちらをクリックしてください。

2024.02.06 UP
人工透析室より~シャントを大切に!3Dプリンターでシャント血管模型の取り組み~

こんにちは。人工透析部・臨床工学技士の柴田です。

 2022年7月1日(金)に行われた第67回  日本透析医学会学術集会で「3Dプリンターで作成したシャント血管模型の活用~穿刺ミス減少への取り組み~」を発表させていただきました。その内容を少し紹介させていただきたいと思います。私たちは「優しい透析治療を実施する」ことを目標に掲げていますが、(詳しくはこちらをご覧ください)特に、シャントを大事にしており、シャントをダメにしないように様々な取り組みを行っております。その中の一つで穿刺ミスを減少させるという取り組みについてご紹介いたします。

穿刺ミスを防ぐ工夫

 穿刺ミスは様々な原因で引き起こされますが、その中で一番多いのは穿刺困難の患者様です。なぜなら穿刺困難な血管は、駆血をしても血管が浮き出ない・シャントの血管の形状や走行がわかりにくいからです。この問題を解決するために、当院の診療放射線技師、作業療法士にも協力をいただき、CTを利用して血管の形状・走行を可視化し、CTの画像と実際の血管を比較できるようにするため、3Dプリンターでシャント血管模型を作成しました。

 この模型を使用し、穿刺前に実際の血管とシャント血管模型を見比べ血管の形状・走行を確認してから穿刺を行い、実際の血管と見比べることで穿刺ミスの減少に有用であるかを検証しました。(写真は実際のシャントの血管・CTの血管画像・シャント血管模型)

シャント血管模型の成果

 穿刺困難な2名の患者様のシャント血管模型を作成し、穿刺成功率を比較しました。

  Aさん Bさん
シャント模型を見ずに穿刺 93.6% 93.2%
シャント模型を見て穿刺 98.4% 97.5%

シャント血管模型を見ずに穿刺した場合と見た後に穿刺した場合の成功率は、2名とも見た後に穿刺した方が上昇するという結果が得られました(※様々な条件、検定方法などは省略しましたが、結果としてχ²検定という検定方法を行い、p=0.049,0.023と有意差を得ています)。

 また、このシャント血管模型を用いることで、新たな穿刺部位の発見やシャント血管に対する損傷防止、穿刺の教育にも有用であることがわかりました。

 私たちは今後も穿刺時の痛みや穿刺ミスがゼロとなるように様々な取り組みを行っていきたいと思っています。

2024.01.15 UP
年末年始の特別入院食を提供いたしました!

こんにちは。栄養管理室です。
今年も年末年始の行事食を提供いたしました!コロナの感染対策で患者様が外泊するのが難しくなり、院長の提案で始まった年末年始の行事食ですが、年々パワーアップしています。

普段から人気のパン食やカレーをちょっとアレンジしたり、折りに入れたり、ピックを使った食材の彩りも考えて献立を作成しました。いつもどのように盛り付けをしたら美味しそうに、綺麗に見えるかを追求していますが、年末年始もきちんと華やかさが出るように工夫いたしました!

患者様からは、「正月らしい献立で自宅にいるより豪華だった」「彩りがすごい良かった」、食事形態に制限がある方も普段と違う感じがしたとの嬉しい声をいただきました。

引き続き、患者様の栄養管理と食事が楽しめるよう努めてまいります。