札樽病院ブログblog

2021.12.24 UP
クリスマスイブのランチ

今日はクリスマスイブです。入院患者さんの昼食はサンドイッチ&ミネストローネ&ミニケーキでした。

メインはカツサンドとフルーツサンド。カツは軟らかく工夫して千切りキャベツと挟みました。軟菜食の方にはひき肉でハンバーグに、エネルギー制限等の方には卵サンドに。フルーツサンドには苺とクリームをショートケーキ風に!

どのアレンジもなかなか好評でした。「洋食なんて久しぶり。おいしかった」普段はこんなに食べないな、というご年配の方も完食されていて私達も嬉しくなりました。

管理栄養士 今井真紗美

2021.12.17 UP
人と話せるって素晴らしい!!

こんにちは!作業療法士の上田由佳理です。例年よりも雪は少ないですがクリスマスも近づくこの季節、皆様どのようにお過ごしでしょうか?

 私事ですが、昨年11月に第二子を出産し1年間の産休・育休を頂いていました。
今回はコロナ禍ということもあり、出産から育休中の過ごし方まで一人目の時と全く違いました。
 両親と会う機会も少なく、子育てサロンや楽しみにしていたお出かけをすることも殆どなく、行くところといえば近所の公園巡り・・・
子どもはとっても可愛いけれど、産後のストレスもあってかイライラする毎日を送っていました笑
 その状況の中でとても活躍していたのが、テレビ電話や写真・動画を使って家族とコミュニケ-ションをとることでした!!
 皆さんはビデオ通話などを活用しておられますか??家族や友人の顔を見たり、お話をすることでとても暖かい気持ちになること間違い無しです。人との距離は保っても心の距離は置かないことは大切ですね!

当院でも入院中の患者様とオンライン面会ができますので、ぜひ、気軽に使ってみてくださいね♪

あと少しで新たな年を迎えます。皆様にとってステキな年を迎えられますように☆彡

2021.12.01 UP
理学療法士は「歩き」のプロフェッショナル!?

こんにちは!理学療法士の今井真琴です。
 札樽病院の理学療法課は36人の理学療法士が在籍し、入職1年目から20年目を迎える幅広い経験年数のスタッフで構成されています。毎年熱意あふれる新入職員を迎え、活気のある組織、後輩指導などを通し中堅層が成長できる組織作りを目指しています。

 ここ数年理学療法課では、「歩く」ことのスペシャリストを目指し、どんな障害を負った患者様に対しても「最後まで歩くこと諦めない」をモットーに、どうすれば歩けるか、どうすれば楽に歩けるか、長く歩けるか、何を使えば歩けるかといったことを日々試行錯誤しています。

 さてここで、皆さんは「歩く」ことを普段意識していますか?
健康な人は、普段「歩く」時、無意識なことがほとんどです。ただ、普段とは違う路面を歩く際には意識が働きます。たとえばツルツル路面や綱渡りのようなギリギリの場所を歩く時などには、普段歩くときには働かない脳が働きます。簡単に言うと、慣れているかどうかが鍵なのです。もしかするとカーリングの選手やサーカス団員の方達は無意識の域に到達しているかもしれませんね!

 では最後に、普段のご自身の歩きに少し意識を向けてみましょう。良い歩行は「速度」「歩幅」が保たれていることです。「速度」「歩幅」を保つためには良い姿勢であることも大切です。普段から以下の4つのポイントを押さえて、楽しく健康的に歩いてみてくださいね!

  1. 腰をのばす
  2. 目線を上げる
  3. 踵からついてつま先で蹴る
  4. 腕を振る


2021.11.25 UP
健康診断で早期メタボ対策を!

こんにちは。保健師の小野寺です。皆さん、健康診断を受けていますか?

 日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病、その予防のために国では特定健診(メタボリックシンドロームに着目した健診)に力を入れています。メタボリックシンドローム(以下メタボ)とは内臓脂肪の蓄積に加えて、高血圧・脂質異常・糖尿病のうち2つ以上の症状が出ている病態のことを言います。これは動脈硬化が進行しつつあり、脳梗塞や心臓病につながりやすい状態であるということ。健診は早期にリスクを見つけて病気の発症を減らすことを目指しています。健診での腹囲測定は、内臓脂肪が蓄積していないか、メタボを発見する入口となります。

 皆さんもご自分やご家族の健康状態を一年に一度確認しませんか?もし見直す必要があれば「早く気づいて良かった!」異常なしならひとまず安心!健康寿命を延ばすことにつながりますね。職場や学校、市町村からの案内など、健診のきっかけはいろいろあります。当院でも健康診断を行っていますので、お気軽にお問合せください。    ケアサービス課 保健師 小野寺由美

 

2021.11.19 UP
秋のランチメニュー

管理栄養士の今井です。入院患者さんにとって食事は治療の一環です。残すことなく食べていただくには味はもちろんのこと、「おっ!」と気持ちが動く特別感も必要では、と栄養士&調理員で案を出し合っています。最近のランチメニューとエピソードをご紹介します。

・月見バーガー

10月18日は十三夜でした。きれいな月にちなんで、目玉焼きをはさんだ月見バーガーを召し上がっていただきました。ボリュームのある仕上がりでしたが、バンズから具材を抜き取り、お好みに仕上げるなど、皆さん工夫して楽しそうでした。ハンバーガーはお若い方に好まれるもの、と先入観がありましたが、年齢に関わらず「病院で食べられると思わなかった」との声が聞かれました。「ベーコン入りがいいな」「野菜がたくさん入っていてよかった」とのご意見もいただきましたので、また機会を作りますね。

・オムライス

今回はデミグラスソースをかけて仕上げました。いつものケチャップよりも少し豪華気分で食べていただけたのではないでしょうか?できるだけきれいなオムライスの形でお出ししたくて、飲み込み等の問題で通常であれば卵をきざんでお出ししている患者さんにもそのままの形でお届けし、食べる際に介護者が手伝うという取り組みをしました。目でも楽しんでいただけたと思います。 

ご紹介したメニューはどちらも卵を使っています。患者さんには入院時にアレルギーの有無を確認しているので卵アレルギーの方は別メニューにしています。卵白に含まれるたんぱく質がアレルゲンだそうです。インフルエンザワクチンは製造過程で鶏卵を使って増やしているので、ワクチンに微量の卵の成分が残っている可能性があり、卵アレルギーの方は接種を控える場合が多いかと思います。問診の際には必ず医師にご相談くださいね。 管理栄養士 今井真紗美

2021.11.16 UP
地域のスポーツ少年団に参加しています!!

こんにちは。作業療法士の堤 裕哉です。私は、作業療法士として働く傍ら、少年野球チーム(星置ブラックタイガース)の監督をしています。

 これからの北海道は、雪のためグラウンドでの活動は制限され、主に体育館や室内練習場での身体作り、トレーニングが中心となります。

 リハビリテーション専門職の知識を生かして、ケガの予防はもちろん他のスポーツでも必要な運動機能、能力の強化を促しています。その甲斐もあり、今年はシーズン中にケガをする子はゼロ、足の速い子も多く運動会ではみんな大活躍でした!

 昨今、野球でもケガの予防が注目されており、投球制限のある大会も珍しくありません。リハビリテーションは、ケガの受傷後に実施するだけでなく予防分野にも力を入れています。競技スポーツはもちろん、生涯スポーツを楽しむためには、ケガをしない身体作りも目指していきたいですね。

当院では、オリンピック帯同ドクターの小原 和宏医師(旭川医科大学 副学長付助教)によるスポーツ外来を開設しています。詳細はHPをご覧ください。

2021.11.12 UP
インフルエンザ予防接種 Q&A

こんにちは❕気温がだいぶ下がってきましたね。最近朝晩冷え込むので、どんな服装で出かければ良いのか迷ってしまいます💦さて、皆さんはインフルエンザの予防接種はお済でしょうか?当院では10月中旬より接種を行っておりますが、新型コロナウイルスの影響で入荷数に限りがあるため、接種をお考えの方は早めのご来院をお勧めします。

今回は、インフルエンザの予防接種後に皆さんからよくあるご質問にお答えしようと思います。

Q1:注射の跡が赤くなったり腫れたりかゆくなるのですが大丈夫ですか?

A:副反応ですね。通常は数日で症状が消えるのでご心配ありません。強く刺激しないように注意してくださいね。

Q2:予防接種を受けた後、お風呂に入っても大丈夫なの?

A:昔のお風呂は銭湯だったり、離れにあったことから体が冷えて体調不良を起こすことがあったので入浴は避けるように言われた時代がありましたが、現在は問題ありません。接種部位に強い刺激をすると皮下出血することがあるのであまりゴシゴシこすることは避けましょう。

Q3:予防接種を受けた後、運動しても問題ないの?

A:接種すると体の中でインフルエンザの抗体を作る働きが活発になります。この時、体力をかなり使っています。そのため、激しい運動で体力を消耗するのは避けましょう。軽いランニング程度、短時間であれば問題ありません。

Q4:予防接種を受けた後、お酒を飲んでもいいの?

A:飲酒は問題ありませんが、厚生労働省では過度なアルコール摂取はそれ自体が体調を崩すおそれがある上に、副反応の症状を悪化させることも考えられるため、大量の飲酒は避けることをお勧めします。ワクチン接種の有無に関わらずお酒は適量が大切ですね。    看護部長 澤田 有加

 

 

 

 

 

 

2021.11.05 UP
リハビリテーション部が皆様の健康生活のお手伝いをいたします!

リハビリテーション部は、専門職95名が在籍する部門です。地域NO.1のリハビリテーション部を目指して、小さいお子さまから年配の方まで幅広い年齢層を対象にしています。

最近では、ロボット機器・自動車運転シミュレーターなど、多数の機器を導入し、常に地域で最先端のリハビリが提供できる環境を整えています。

詳しくは「リハビリテーション部」をご覧ください。

ところで「健康寿命」という言葉をご存知でしょうか?「健康寿命」とは、介助や支援を必要としないで、自立した生活を送れる期間の事です。「骨」、「筋肉」などの衰えが要因の一つと言われています。残念ながら、年齢とともに衰えてしまう「骨「や「筋肉」ですが、実は、リハビリなどの運動や適切な栄養摂取などにより、何歳になっても改善することがわかっています。   

当院のリハビリを受けられるのは、脳卒中や骨折など、大きな病気や怪我になった方だけではありません。ご自宅で生活している中で、最近体の動きが悪くなった方や、転びやすくなった方なども、当院のリハビリを受けられる可能性があります。是非、当院の主治医もしくはリハビリテーション科を受診し、ご相談して頂ければと思います。

理学療法士 植村和広

2021.10.27 UP
「健康のお話」只今準備中!

「札樽病院ブログ」では新たに健康をテーマとしたカテゴリー「健康のお話」を新設いたします。順次投稿してまいりますのでもうしばらくお待ちください。

2021.08.04 UP
第23回 コロナの神経症状

前回、第23回「痛いの、痛いの飛んでいけ」と予告しておりましたが、現在新型コロナウイルス感染症がまん延していることから急遽タイトルを変更して掲載させていただきます。

新型コロナウイルス感染症は、1年半ほど前に登場し、世界中で想像すらしなかった拡大をしており、国内でも緊急事態宣言まん延防止等重点措置が何度も出され、その期間が延長されるなど病気のしぶとさを誰もが感じているところです。
さらに感染性と重症度を高めた変異株が次々と表れており、ワクチン接種が始まってもなお収束のめどすら立たない状況が続いています。
新型コロナウイルスが最もターゲットとするのは呼吸器で、重症化の原因として肺炎が最も重要ですが、それ以外にも全身に多くの症状を呈します。

神経症状(脳神経症状とも言います)も私たちのQOL(生活の質)を低下させる要因となり、時には重大な結果を残すため注目されます。
神経症状としては、①中枢神経症状②末梢神経症状③筋肉症状と、血液凝固の異常をもたらして出現する④脳血管障害が注目されています。

①中枢神経症状:めまい、頭痛、意識障害、嗅覚異常など
②末梢神経症状:筋力低下、感覚異常など
③筋肉症状:筋痛、筋力低下など
④脳血管障害(脊髄血管障害も含む):脳梗塞、脳出血など
脳血管障害は緊急措置が必要なことが多いですが、それ以外の①から③は軽症のうちは「自律神経失調症」と区別のつきにくい見かけをとることがあります。
特に、自粛生活でストレスの強まっている昨今では「ストレスのせい」と簡単に片付けてしまわれがちですが、これらの症状に37.5℃以上の発熱息苦しさなどを伴う場合には、まずは電話などで、かかりつけ医や身近な医療機関などへ問い合わせてみるのがよいでしょう。

次回、第24回は 「痛いの、痛いの飛んで行け」です。
 
【お詫び】第10回 「脳の左・右は体の反対側を支配」の記載中に誤記がありました。
本文中で、大脳の障害で反対側半身の麻痺が出ると説明しましたが内容に混乱がありました 。
正しくは、「左片麻痺」は右脳の障害、「右片麻痺」は左脳の障害で起きることになります。
お詫びして、訂正させていただきます。
 

次へ >