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スポーツ外来

生涯スポーツ宣言

札樽病院は、子どもから大人までスポーツを楽しむ方を応援します。
習い事、部活、競技でスポーツをされる方、山登りやウォーキング、ランニングなど趣味で運動をされる方が長く続けられるようケガ・痛みの原因を診断し、治療と予防などについてアドバイスいたします。

小原 和宏 医師

旭川医科大学 副学長付助教 整形外科科学講座助教
整形外科学会専門医、日本体育協会公認スポーツドクター、日本整形外科科学会公認スポーツドクター、日本障害者スポーツ協会公認スポーツドクター、日本バレーボールチームチームドクター、日本オリンピック協会強化委員、日本女子バレーボールチーム国際試合帯同チームドクター

小原医師は、整形外科(スポーツ医学)を専門とされ、プロアスリートのケガや障害を診察・治療しています。お気軽にご相談ください。

診断・治療

小原 和宏 医師MRI・CT・超音波などの検査を行なっています。

診断に基づき、姿勢のチェック、トレーニング方法のアドバイス、メディカルチェックなど様々なご相談にお答えいたします。

理学療法士が筋肉の使い方、痛みの予防などについて指導することもあります。
手術や専門的な治療が必要な場合は、連携医療機関を紹介いたします。

 
午前
午後
要予約

(第2・第4)
  • 予約制です。病院受付までご連絡ください。
    電話 0134-62-5851

よくあるQ&A

  • 捻挫や突き指など急激な力が加わり生じたケガの場合、まずは冷やします。ケガをした部分の温度を下げることが大事になります。しばしばシップで冷やす。という会話を耳にしますが、冷シップの「冷」とは「冷たく感じる」という意味で、皮膚の温度は1度程度しか下がりません。よって氷を用いて温度を下げることが重要になります。

    氷の温度は、0度、マイナス20度など様々です。体の表面につけてアイシングする適切な温度は、「ゼロ度」です。まず袋に氷を入れます。次に水道水を入れます。そうすると、氷は溶け始めます。氷は溶ける温度がゼロ度ですので、この温度が丁度いいことになります。

    ケガをしたときは、袋に氷と水を入れて患部にあてがいましょう。ケーキを購入したときについてくる保冷剤は、かなり低い温度です。直に皮膚につけると数十分で凍傷になってしまいます。もし保冷剤しかない場合は、タオルで巻いてから使うとよいでしょう。

  • 筋肉痛の程度によります。
    全身にわたる強い筋肉痛の場合は、筋肉の細胞が破壊されており、内臓に悪影響を与えることがありますので、その場合は全身の休息が必要になります。

    部分的な筋肉痛の場合であれば、十分なストレッチを行えば可能です。運動後のストレッチと運動終了後30分以内のタンパク質の栄養補給で筋肉痛はかなり軽減します。ヨーグルトドリンクや牛乳などの乳製品から摂取するといいと言われています。

  • 状況判断能力が損なわれていない状況であることが重要です。
    寝不足・アルコール摂取などで、状況判断能力が落ちていると、大きなけがにつながります。最近のトップアスリートでは、睡眠時間が短かった場合は、練習をしない。と決めている人もいるくらいです。

    筋肉を柔らかくするためには、まずはウォーミングアップをします。筋肉の温度は38度くらいが一番パフォーマンスが高くなると言われていて、筋肉も伸びやすくなります。筋肉が温かくなってから柔軟体操をしましょう。夏場は、ジョギングを3~5分程度行って柔軟体操。冬場は、ウォーキングを行い、少し汗ばんできたらジョギングを開始しその後柔軟体操しましょう。

  • スポーツによってケガをしやすい体の使い方があります。体の使い方をお話しする時、スポーツ種目に特化していてかなり細かくなってしまい難しくなります。

    バレエにおいては、正しい脚・足の形で行わないとスポーツ障害が起きやすいと言われていますし、バレーボールでも、スパイクを打つボールの位置で肩を痛めやすくなります。バドミントンでは、前の移動をする際に、上半身の動きで股関節を痛めることになります。

    スポーツの専門外来でアドバイスをもらうといいでしょう。多くのスポーツで共通認識されているのは、Knee-Inです。膝が内側に入る動作は膝の靱帯を傷つけたり、半月板損傷を引き起こします。

    怪我を繰り返している方は当院のスポーツ外来を受診し理学療法士のアドバイスをもらうといいでしょう。

  • 殆どの人は、痛みが我慢できた場合は、練習を継続すると思います。部活を休んでまで病院に。という気持ちにはなれないかもしれません。しかし、診断名と痛みの原因を教えてもらうために病院を受診することは重要です。

    医師や理学療法士・作業療法士から動き方やストレッチの仕方などのアドバイスをもらうだけで痛みの悪化を予防することも可能です。試合直前に痛みが強くなってから病院受診。とならないように気を付けましょう。

  • もちろんあります。ではどれくらいが目安なのか?というデータは存在します。ジャンパー膝(オスグッド病も広義で含まれる)という膝蓋腱炎の炎症は、使い過ぎ症候群の一つと言われています。

    バレーボール、バスケットボールで生じやすいですが、バレーボールの場合は、一週間で12時間の練習時間を越えると発症しやすいと言われています。バスケットボールでは15時間です。また、時間だけではなく、部員数が少ないチームは、練習濃度がきつくなりますので、怪我はしやすくなります。

    全日本男子バレーボールチームのトレーナーさんのお話では、「1時間に3回の休息」でケガは減少するとのことです。水分補給やミーティングなどなんでもよいので体を休ませるといいそうです。

  • ウォーキングで健康を管理したい。と思い立ち、歩き始めると足が痛くなる人は多くいます。膝の内側が痛くなる場合は、しばしば疲労骨折の可能性もあるのでスポーツドクターの診察を受けましょう。足部自体に痛みが出てしまう場合は、シューズが原因かもしれません。まずは、ジョギングシューズを購入しましょう。靴の中を見て、中敷きがしっかりしているものがいいです。特に土踏まずの部分がしっかりと盛り上がっているかを確認します。

    多くの人が間違いやすいのは、「軽いシューズが疲れなくていい」と思っていることです。軽いジョギングシューズは、「上級者向き」と言われています。クッション成分は少な目なものが多いですので、同じ値段なら少し重ためのジョギングシューズがいいです。実際に履いてみて、その場で軽くジャンプしてみて、着地の際に「クッションが入っている」ことを確認します。ウォーキングですが、まずは短い距離をゆっくりと歩いてみます。目安としては1~2キロを20~30分くらいかけるといいでしょう。それを2~3日行い、痛みが無ければ少しずつ増やしていきましょう。

    ただし、何かの疾患が隠れている可能性もありますので、痛みを我慢せず受診することをおすすめします。

  • 関節には正常の状態でも水は存在しますが、注射器を用いても抜けないくらい少ない量です。水は病気や老化などで溜まりやすくなります。注射器で水を抜くことで、水が溜まりやすくなることは無く、もともと、病気や老化があるため水がたまることになります。

    水がたまると、関節の感覚が鈍くなります。多くの人は、目を閉じていても膝関節が何度くらい曲がっているかを当てることができますが、水がたまると、正確にはわかりにくくなります。とっさの動作の時に膝を捻りやすくなったり、ケガをしやすくなるので、受診していただき、必要に応じて水を抜くとよいと思います。

  • ぎっくり腰の場合、一番の治療方法は安静になります。3日程度の安静で簡単な日常生活に復帰できることは多いですが、つらいときは、医師の受診をお勧めします。内服薬・注射などを併用することもあります。

  • 患者さんとして、病名や治療の内容を知るのは当然の権利です。是非、「病名を教えてください」とお願いしてみて下さい。自分に合った医師を探すのはとても重要です。「誰よりも素晴らしい手術のテクニック」を持った医師を探すのもいいですし、「話が上手でわかりやすい」という医師を選ぶのも患者さんの自由です。

    私がもし患者さんの立場でしたら、「話が上手でわかりやすい」医師を探します。そして、大きな病気をして手術が必要な場合は、その医師に、どこで治療を受けたらいいかを相談すると思います。

  • テレビドラマでは、右足の骨折の時は、右に杖を持ちますが、実際の医療では、左に持つことが多いです。完全に右足を浮かせて歩く場合は、両手に松葉杖を持ちます。杖には色々な種類があり、患者さんの状態に合わせた杖を処方しています。

    リハビリテーションの対象の方は、療法士が杖を持つ手や突くタイミングなどご説明いたします。ぜひご相談ください。

  • 人工関節手術は近年すばらしい進歩をとげています。約15~20年はもつようになりました。変形性膝関節症には程度があります。軟骨のすり減り具合や骨の形で判断しますが、程度が軽い場合は、内服薬・外用剤・注射の治療を行います。また、体重のコントロールや生活の見直し、正座を控える。などで改善することも少なくありません。

    変形性膝関節症の程度がすすんだ場合は、手術を考えることになります。内服薬や注射の効果が感じられなくなった場合は、人工関節をすすめることが多くなります。納得がいくまで医師と相談することが重要です。

  • 日本の医療システム(法律を含む)にて、医師のみが「診断」を許されています。よって、レントゲン、MRI、CTなどの検査を行い、どこにどの程度のケガがあるか。を判断する(診断する)のは、医師が行います。まずは医師の診断を受けましょう。その後、手術やギプスなど、医師の治療を受けなければならない。という状況を除き、患者さん自身で治療の場所を移してもかまわないと思います。

    医師の治療は、「患者さんが今後の長い人生で体を使い続けるときに、後遺症が残らないように」という判断を含めて治療をすることになります。スポーツ外来では「目の前の試合に出場したい」という選手の希望を考慮に入れつつ、治療の計画を立てることになります。医師は治療のアドバイスはしますが、治療内容を選ぶのは患者さん本人になりますので、相談して決めるといいでしょう。スポーツに理解のある医師と相談することが大事だと思います。