子どもの心理検査
札樽病院では、公認心理士が専門的な心理検査を行っています。公認心理士は、心理状態の観察と結果を分析し、適切な助言や指導などを行う専門家です。
発達障害とは?
発達障害とは、自閉性スペクトラム症、注意欠陥多動性障害、学習障害 だけでなく、発達性協調性障害など症状が多様です。
発達障害の児童は、通常小学校に6.3%が在籍しているとの報告もあります。様々な困難さを経験することになるので、早い段階から医療機関や発達支援センターへの受診をお勧めしています。
- 感覚の偏りが生じている
- 原始反射の残存や協調的な運動が苦手で運動全般が苦手
- 物の捉え方(見え方)が苦手
- 体のイメージがつきにくい
- 力のコントロールが苦手 など
札樽病院では、保護者様からのご相談に対し、公認心理士が適切な評価をし、リハビリテーションや心理士など専門のスタッフが一人一人に合った支援を行うように努めて対応しています。
札樽病院では
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客観的な評価
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得意・不得意の把握
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適切な支援や対応
札樽病院では、保護者様からのご相談に対し、一人ひとりに合った支援を行えるよう、公認心理士が適切な評価をし、リハビリテーションにつなげています。
心理検査の種類
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知能検査
- 田中ビネー知能検査V
- WISC-IV
精神年齢や知能指数、言語を理解し処理する等を把握します。
- 検査で分かること
- 知能面での得意・不得意分野を知ることができます。例えば、言われたとおりにする ことができないけれど、書かれていることはできる場合がありますね。
不得意分野をどのように伸ばしていくか、日常生活での困り感を減らすにはどうするかなどの支援につなげることができます。
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認知機能検査
- K-ABCII
学習面の発達度合いを把握します。
100を同年代の平均とした得点を算出します。- 検査で分かること
- 学習面で、同年齢と比較してどうかが分かります。得意・不得意分野が把握できるため、学習支援のよい方法を提案できます。学習に不安がある方に行なっています。
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発達検査・適応検査
- 新版K式発達検査2020
- VINELAND適応行動尺度
運動やコミュニケーション、社会性などにおいて、心身の発達度合いを検査します。保護者に話を伺い、お子さんの社会適 応度合いを把握する検査です。
- 検査で分かること
- 発達の度合いや、園・学校・家庭で苦手な分野を知ることができます。その対処法やどのように克服できるかを支援するのに役立ちます。
公認心理士による支援
各種検査のによる根拠に基づいたアドバイスを行なっています。リハビリのプログラムにつなげたり、適切な支援方法を指導するなど、できるだけ社会で暮らしやすくする支援を行なっています。
困り感や不安なことはありませんか?ぜひ、ご相談ください!