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2022.05.12 UP
診断の要!放射線技師のお仕事

こんにちは、診療放射線技師の川口です。診療放射線技師の主な仕事は、医師が病気を診断するために画像情報を提供する検査を行うことです。医師の指示の下で、X線検査や、CT撮影などの放射線を用いる撮影装置を扱うほか、MRIや超音波装置などの放射線を用いない機器を操作することもあります。さらに診療に携わる人たちの放射線被ばく線量の管理や放射線使用施設、装置などの安全管理などを行っています。

主な検査内容

  • X線検査:体の中を通り抜ける性質があるX線を使って患部を画像化する検査で心臓や肺、腹部、骨などの検査に利用されます。患部を見逃さないよう、正しい撮影位置を決めるのも重要な仕事の一つです。
  • CT検査:X線を使って体を輪切りにした画像や、3D(立体的な)画像を作ったりする検査です。頭など全身の検査で用いられ、コンピュータ解析により細かい情報を得ることができます。
  • MRI検査:放射線を使用せず、強力な磁石を使って体のあらゆる方向の断面を撮影し、体の状態を見る検査です。患者様は巨大な筒状の装置に寝台ごと入って行うため不安感を取り除くことも大切です。
  • 超音波検査:放射線を使用せず、人には聞こえない音波を体に当てて戻ってくる反射波(エコー)によって体の状態を見る検査です。肝臓や腎臓などの腹部の臓器や心臓、血管などの検査を行うことができます。

この他にも、X線TV(バリウムなど)、マンモグラフィー(乳房撮影)、骨密度測定、バス検診などを行っています。

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