2021.04.30 UP
コパンの杜からのお知らせ
もうすぐ端午の節句ですね。
送迎バスを運転しているスタッフのご家族さまから頂きました。ご趣味でバルーンアートをされているとの事です。
キャラクターのバルーンも頂きました。
キャラクターのバルーンも頂きました。
※HPリニューアルにつき、過去に投稿した記事を再投稿しております。
「リハビリテーション」(略して「リハビリ」)というと、訓練をして身体機能を回復させると考えることと考えられがちですが、それはリハビリの一面にすぎず、どうしても回復させられない機能があっても、可能な限り生きやすくすることを目的とするのです。
従って、リハビリの目指すところは、
①可能な限りの機能回復、
②機能低下のある状態でも本人の活動が向上し生活がしやすくなること
(介護が必要な場合には介護者による介護がしやすくなり本人の活動が上がること)、
更には
③本人の社会参加の程度が向上し、それも含め本人や介護者の幸福度が向上することとされます。
簡単に言うと、できるだけ元通りに戻そうとするが、できない場合でも本人とその周囲の人たちの満足度を追求するのがリハビリテーションであると言えます。
従って、すべての病気、怪我がリハビリテーションの対象となります。
リハビリの対象として、四肢の麻痺や歩行の障害などの運動機能の障害が、一般に思い浮かべられやすいですが、それだけでなく認知機能、高次脳機能、視覚、聴覚、嚥下、排泄など人の持つ機能の全てがリハビリテーションの対象となります。
このように、リハビリの対象が広範なためその分類の仕方もいろいろあります。
リハビリを受ける対象の種類から脳血管障害のリハビリ、認知症のリハビリ、神経疾患のリハビリ、筋疾患のリハビリ、排尿障害のリハビリ、発達障害のリハビリなどと分けることがあり、また、対象者の年齢から成人のリハビリ、高齢者のリハビリ、小児のリハビリなどと分けることもあり、対象となる身体の部位や機能から手のリハビリ、嚥下リハビリ、歩行リハビリ、高次脳機能のリハビリなどと分類することもあります。
次回、第23回は「「痛いの、痛いの飛んで行け」」です。
新しい年を迎えましたが、お子さまたちの変わらない元気な笑顔を見せてくれて、スタッフ一同ホッとしています。
早いもので、コパンの杜は開所して4年目を迎えることができました。日頃より、当事業所の運営に、ご理解とご協力を頂きありがとうございます。
今週は、みんなで絵馬を作成しました。今年はどんな一年になるかな?みんなの目標が叶うと良いですね!叶えましょう‼
幼児さんの作品です
頑張って絵や字を書いて作成しました。
児童さんの作品です
素敵な目標を考えてくれました。
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神経組織は、形態からみた、中枢神経と末梢神経の区別、中枢神経での白質と灰白質の区別、機能からみた精神機能系、言語機能系、運動系、感覚系、協調運動系、自律神経系など、様々な角度、様々な面での分類があります。
それらの分類の中の一部だけが、他の部と比して桁違いに機能を低下させたり形態的変化を受けたりする、いわば病的と言える状態があります。
この状態の原因が、血管障害、感染症、代謝性疾患、腫瘍、中毒、外傷、脱髄などが否定されて同定不能で、言わば原因不明で起きる神経組織の疾患を「神経変性疾患」と呼んでいます。
ここで、話を変えて、「老化」という現象を取り上げてみたいと思います。
生き物は、年齢とともに、組織の変化が進み、機能が落ちてきます。
それが「老化」で、逆戻りさせることも止めることもできません。
そしてその原因はいまだわかっていません。
その状況は、「神経変性疾患」とよく似ています。
言ってみれば、「神経変性疾患」とは、神経の特定の部位に、急速に進む老化現象が起こったものと例えることができます。
別な例えでは、「老化」は普通列車で進むのに、「神経変性疾患」は新幹線で進むといえばわかりやすいかもしれません。
次に、「神経変性疾患」はそれだけでも一冊の教科書が書けるくらい広い範囲のものですが、ここでは、神経の中で侵される部位毎に、どういう病気があるか一つの例をお示しします。
次回、第22回は「リハビリテーションの目指すもの」です。
骨粗しょう症は誰にも起こりうる疾患です。以上の3つのポイントを日常生活に取り入れながら、骨粗しょう症を予防していきましょう!
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私たちの体の中のいろいろな部分が働く時には、他部位と共同したり、競合したり、または反対方向に働くなど互いに影響しあう現象が起こっています。
ミクロの世界で、この情報を伝えるのが神経細胞です。
情報は、a)神経細胞から隣の神経細胞へ、
またはb)神経細胞から近接する筋肉へ伝わりますが、
その際には、
a)最初の神経細胞から次の神経細胞へ、
またはb)神経細胞から筋肉へある成分が受け渡しされます。
その、「ある成分」を神経伝達物質と言います。
この、神経伝達物質を受け取る側の神経細胞や筋肉には「受容体」という、それぞれの神経伝達物質に特異的な受け取り装置があります。
神経伝達物質が隣にある神経細胞の受容体に結合することにより信号が伝わり、その連絡が次々に行われることにより情報が拡がります。
また神経伝達物質が筋肉の受容体に結合するとその筋肉の収縮が起こります。
神経細胞は脳だけでなく、脊髄、末梢神経、更に、全身に分布する自律神経からも分泌されます。
3大神経伝達物質として有名なのが、ドーパミン、セロトニン、ノアルアドレナリンで、これらは脳内で精神現象のコントロールをするのが知られています。
特に、以下の3大神経電鉄物質の働きは有名です。
セロトニン、ドーパミンは量的には腸で作られる割合が多いのですが、脳外で作られたものは脳には入らず、脳内で働くのは脳内で作られたものだけです。
ノルアドレナリンは主に中枢神経系で作られており、
3本の指には入りませんが有名な神経伝達物質アドレナリンは腎臓の上にある副腎髄質で主に作られています。
神経伝達物質は、この3つだけでなく、アセチルコリン、ヒスタミンなど各種ありますが、病気との関係では、
次回、第21回は「神経変性疾患」です。
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睡眠は、ヒトの生活の数分の1以上を占める重要な現象でこれがないと生命を維持することすらできなくなってしまいます。
それだけに、古くから睡眠に関する多くの研究がなされ、一般的知識として認められているものもの膨大になっています。
従って、睡眠に関する知識は、「ミニ知識」としてご紹介するにはふさわしくないこととなります。
そんな背景のもと、ここでは、睡眠の一面について、1回の読み切りでご紹介します。
まず、ヒトは休まず活動し続けることはできず、間に休息をとることが必要ですが、睡眠は人にとって最大の休息となります。
睡眠中には、体内の多くの臓器・器官の働きが低下しますが、全てが休息をとっているわけではなく、脳ではむしろ、活発に活動している部位があります。
特に、覚醒寸前の浅い眠りの一時期であるレム睡眠期には、例えば扁桃体、海馬傍回では活発な活動がみられます。
眠っている間には、その深さの程度は変動します。
一般に、深さから第1段階から第4段階までの4段階と、特殊な段階のレム睡眠との5段階で区別しますが、各段階の区別は脳波所見によって行われます。
図に睡眠の深い・浅いの繰り返しの様子を示します。
覚醒がピンク、睡眠をブルーで示します。
一晩の睡眠でこの、深い-浅いが何回か繰り返されます。
1回あたりの所要時間は約90分ですが、第1回目のみは2時間とされます。
従って、一晩のうちにこのリズムを例えば2回繰り返すと、総睡眠時間は3.5時間、3回繰り返すと5時間というふうになります。
覚醒に近い深さで目覚めるとスッキリ起きられます。
この繰り返すリズムのうち、深い睡眠で脳の疲労が取れ、ホルモンなど体の機能維持のための成分が放出されますが、特に最初の2回のリズムの深睡眠でその放出が強力であるとされます。
数時間の睡眠もこの1.5時間毎の固まりの集合ですので、途中覚醒が1.5時間毎であれば覚醒なしに続けて何時間か眠ることとほぼ同じ睡眠効果と考えてよいとされます。
次回、第20回は「神経伝達物質」です。
北海道の夏もピークを迎える頃になりました。熱中症や夏バテにお気を付けくださいね!
さて、銭函リハビリテーション学校から、健康コラム「脂質異常症を予防しよう」を掲載いたします。銭リハのページからもご覧いただけいます。
健康診断などでコレステロールや中性脂肪などの数値が気になったことはありませんか?基準値を超えている場合は、脂質異常症(異常に増加した場合を高脂血症)の疑いがあります。医師から指摘を受けても放っておくと、動脈硬化の原因になることがありますので、内科受診をお勧めします。
どうして数値があがるのでしょうか?摂取エネルギー量が消費エネルギーより多い、動物性脂肪を多く含む食品を好んで食べる、運動不足、ストレス過多でイライラしがち、といった生活習慣の場合、上がりやすいようです。指摘を受けなくても数値が気になる方は、食生活の見直し、適度な運動を心がけ予防していきましょう!
総コレステロール:多すぎると、動脈の壁に沈着して動脈硬化を引き起こす可能性が高くなります。特に、心筋梗塞などの虚血性心疾患の発生率は血液中のコレステロールと相関しています。
中性脂肪:増えすぎると肥満、脂肪肝、糖尿病等の原因となり、悪玉コレステロールの増加につながるため、動脈硬化を進め脳卒中や心臓病の素地になります。特に食べ過ぎ、アルコールの摂り過ぎで値が上昇します。
HDLコレステロール:いわゆる「善玉コレステロール」のことです。血中の余分なコレステロールを肝臓に戻す運搬役であり、動脈硬化を防ぐ働きがあります。HDLコレステロールが少ないと、動脈壁へのコレステロール沈着が増えることになり、動脈硬化を促進、その結果、脳梗塞、虚血性心疾患、腎不全、肝硬変、糖尿病などに進行します。
LDLコレステロール:肝臓などから血管を通ってコレステロールを全身の細胞に運ぶ重要な役割がある反面、増えすぎると血管の壁に沈着してこぶを作り動脈硬化を起こす危険があるため、「悪玉コレステロール」とも呼ばれます。10㎎/㎗増加すると、心筋梗塞の発生が10~15%増加するといわれます。
北海道の短い夏も本番を迎える頃となりました。いかがお過ごしでしょうか?新型コロナウイルス感染症に気をつけながら、身体機能も維持するよう工夫しておられることと思います。札樽病院では、毎年、「銭函リハビリテーション学校」を無料で開校し、地域の方のための健康に役立つ講座や体操を提供してまいりました。
今年度は、感染症拡散防止のため開催時期が未定となっています。それで、ご自宅でも行えるよう銭リハ学校で実施していた「浜っ子体操」を体幹・肩・足腰に分けて公開いたします。今回は、体幹編です。痛みの出ない範囲で実践してみてください!