8月10日(土)、第4回銭函リハビリテーション学校が行われました。
今回は、35名のご参加があり、講義と体操の2部構成で行われました。1部は、手稲曙町内会生き生きクラブの木曾様より「パーキンソン病とは?」の講義でした。パーキンソン病の予防方法、早期発見について分かりやすくお話してくださり、参加者の方からも多数の質問をいただきました。ドーパミンを増やすには、カフェインやチロシンを摂る、恋愛をする、趣味を作る、新しいことに挑戦する、小さくて明確な目標をたてる、褒めることが良いそうです!健康寿命を伸ばすには脳だけではなく、大腸の健康も重要だそうですよ!
2部は、徳島県の「健康いきいき百歳体操・認知機能改善編」を皆さんで行いました。ただ身体を動かすだけではなく、頭を使ったり、大きな声を出したりと大変盛り上がりました。上手にできてもできなくても皆さん笑いが起きながら楽しんで参加していただきました。
次回は、9月14日(土)に「銭函オリンピック」と 題しまして、運動会を実施します。体育館を使用して、障害物リレー、玉入れ、イントロクイズ、ダンスを行う予定です。運動が得意な方も苦手な方もできる内容になっていますので、皆さんのご参加をお待ちしています!
※9月に参加される方で上靴を持っている方は、上靴の持参をお願い致します。上靴がなくても参加可能です。

※HPリニューアルにつき、過去に投稿した記事を再投稿しております。
頭痛の
A)原因
B)起こる頭の部位による特徴についてご説明します。
A 頭痛は、原因として次の6つが単独に、ないしは複合して生じます。
1.頭蓋内の血管(血管性頭痛と呼び片頭痛が代表)
2.精神・頭頸部筋の緊張(緊張型頭痛と呼ぶ)
3.頭蓋内の疾患(牽引性頭痛、炎症性頭痛など)
4.神経痛(頭皮の感覚を伝える頭蓋外の末梢神経)
5.耳・鼻・歯の病気(関連痛と呼び、頭痛として現れます)
6.心因(不安、精神的緊張、抑うつなど)
B 起こる部位による頭痛の特徴
1. 頭部側面の頭痛 生命の危険はないが強い苦しみをもたらします。
片頭痛:頭の一方または両方が拍動性にズキンズキンと痛む。
しばしば嘔気、嘔吐を伴います。
群発頭痛:片目の奥から側頭にかけてのえぐられるような激痛。
数日から数週ほぼ毎日同じ時間帯に起こります。
2. 後頭部の頭痛
多くは緊張型頭痛(頭頸部の筋のコリによるもの)なので余り心配はいりません。
突然ガーンと殴られたような痛みの場合にはくも膜下出血の可能性があり、救急処置が必要となることがあります。
3. 頭全体が痛い場合:様々なタイプの頭痛の可能性があります。
頭全体の場所が殴られたような痛みの場合には、くも膜下出血の可能性を疑う必要あります。
重い荷物を持つなど強い労作をした場合に頭全体の場所が痛くなるものは労作性頭痛と呼び、あまり心配ないものが多いです。
緊張型頭痛がひどくなると、後頭部から始まって頭全体に拡がることもあります。
次回、第16回は「歩行の異常」です。
7月27日(土)、銭函連合町内会&札樽病院でおたる潮まつりの「潮ねりこみ」に参加してきました。天候にも恵まれ、約1時間半小樽の街を踊り歩きました。踊りの練習や手作りうちわ、着付けや送迎、ねりこみ中の給水など、いろんな方たちのサポートを受けながら、無事に終えることができました。初参加のメンバーも多かったですが楽しいひと時となりました。
※HPリニューアルにつき、過去に投稿した記事を再投稿しております。
痛みは、図1の上向きの矢印のように身体の組織から脊髄、(脳幹を経由し)、視床へと上行性に伝わり、大脳皮質痛に到達して痛みとして感じられます。
また、体の組織に痛みの原因がなくても、この経路のどこかで刺激されたり障害されたりすると痛みとして感じられます。
一方、脳幹から脊髄へ伝わる「下行性疼痛抑制系」という、脳幹から脊髄まで下行する経路もあります。
この系は軽微な痛みを痛みとして感じずに済む働きをもつのですが、この系の働きが弱くなると、痛みに極度に過敏となり、通常は痛みと感じないような軽微な感覚も痛みとして強く感じる病的状態が出現します。
また、痛みが大脳皮質から辺縁系という感情を支配する大脳の領域へ伝わり、痛みだけでなくつらさや恐怖を感じるようになることもあります。
痛みに対する薬は、上記のどこに効くかでグループ分けされます。
通常の痛みをその現場で軽減させる、昔ながらの鎮痛剤もあれば、視床への刺激で出た痛みを抑える薬、下行性抑制系が弱くなって出た痛みを軽減する薬、辺縁系への伝導を調節する薬などいくつかのグループがあります。
痛みの出た機序や症状を判断してもらいながら薬をうまく処方してもらいましょう。
次回、第15回は「痙攣(けいれん)」です。
7月13日(土)、第3回銭函リハビリテーション学校が行われました。最近では、参加者の皆さんが知り合いの方に声を掛けていただき、銭函に限らず手稲区から来てくださる方も増えています。
今回は、41名のご参加があり、講義と体操の2部構成で行われました。1部は、当院・泌尿器科の田付医師より「夜間頻尿」の講義でした。高齢になると”トイレに行く回数が増えた”と実感することはありませんか?頻尿のメカニズムと原因を詳しく説明し、頻尿の対応策についてご紹介いたしました。2部は、体操です。徳島県の「いきいき百歳体操」を皆さんで行いました。椅子に座りながら足や腕を伸ばし、筋力の向上を図ります。なかなか一人ではできない体操も、みんなでやると楽しくできましたね!
次回は、8月10日(土)を予定しています。ぜひ、お知り合いの方にも声を掛けていただき、たくさんのご参加をお待ちしています!

2019年6月28日~29日、大分県で開催された第20回日本言語聴覚学会に当院の言語聴覚士が参加してきました。
「小児のお子さんの構音障害に対する新しいアプローチの方法を学んできました。当院でも取り入れていきたいと思います。また、地域社会で一人ひとりのお子さんを支援していく方法も学ぶことができました。他機関であっても、密に連携をとり、医療・教育・福祉の全てにおいて期間を開けずに連携をとる方法は大変勉強になりました。保護者支援の方法として、セラピストが専門家としてどうあるべきか、保護者がどのような支援を求めているかを具体的にご講演いただき、保護者に寄り添い、安心感を与えられるよう生かしていきたいと思います。」

6月22日~23日、第70回北海道理学療法士学術大会で理学療法士の太田絵梨が口述発表をいたしました。テーマは「両大腿切断後、両義足装着にて移乗動作を獲得した一症例」で、症例が少ない両大腿を切断された患者さんへの関わりを報告いたしました。
「臨床家としての自分の考えをより多くの方に発信出来る貴重な機会であり、学び多い2日間でした。今後も治療に励んでいきたいと思います。」

初夏を感じさせる温かさの6月8日(土)、第2回銭函リハビリテーション学校を開催しました。今回は43名のご参加がありました。薬剤師による「骨折予防」の講演と「健康に暮らすために」をテーマにグループワークを行いました。
骨折予防の講義では、「骨粗しょう症ってどんな病気?」「骨粗しょう症の予防」「骨粗しょう症の治療」についてお話をさせていただき、最後に小テストをしました。骨粗しょう症は、骨がスカスカになって弱くなる病気で、特に高齢の女性に多いそうです。予防していきたいですね。骨を丈夫にするには、カルシウムを摂るとともに運動と日光浴も重要です。骨粗しょう症のお薬についてもご紹介いたしました。
グループワークでは、皆さんが健康に生活するために、どの程度活動しているのか、遠くまで出かけるのか、役割は何か、気を遣っていることは何かなど、話し合っていただきました。さすが!健康教室に参加されている皆さんは、いろいろな活動に参加されておられますね!
来月は7月13日(土)、テーマは泌尿器科の田付医師による講義とリハビリスタッフによる「体操」です。ぜひご参加ください。お待ちしています!

2019年6月8日~6月9日、第50回北海道作業療法学会学術大会・第8回北海道作業療法士研修大会が開催され、当院の作業療法士がポスター発表をしてきました。
荒井英俊が「脳損傷後の麻痺側上肢に生じる浮腫に対する Elecric Muscle Stimulation の効果 」について、増子晴香が「気づき・空間認識に障害のある症例へのADLに焦点を当てた段階的介入について 」というテーマで発表してまいりました。
日本作業療法士協会、北海道作業療法士協会の会長の講演もあり、これからのリハビリを行うにあたって重要なことを知ることができ、大変有意義なものでした。また、演題発表について参加者の方と議論を交わすことができました。本大会に参加、発表した経験を日々の臨床に活かしていきたいと思います。



2019年6月8日、奈良県畿央大学で開催された「ニューロリハビリテーションセミナー」に理学療法士が参加してきました。
今回のセミナーは、基本的な脳神経学から注意、歩行、感覚、運動学習、発達などのメカニズムを解説していました。海外の文献を主体とした最新の知見を学べたため、運動効果に対してより根拠のある内容を日頃の治療で実践していきたいと思います。
