お知らせ2018年6月

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2018.06.18 UP
銭函リハビリテーション学校を開催いたしました!

6月9日(土)、第2回銭函リハビリテーション学校を開催しました。

今回の内容は、当院薬剤師による「お薬の話」と、グループワークを行いました。薬については、服用の仕方、副作用、飲み合わせの注意点などをお伝えしました。〈食間に飲む薬ってどのタイミングが正しい?〉〈なぜ水で飲まなくてはいけないの?〉など、みなさんの日頃の疑問が、少しスッキリされたのではないでしょうか。

グループワークでは、先週みなさんにお配りした万歩計(歩数)の記録用紙をもとに、1ヶ月の運動量や内容、歩数についてグループごとに確認し合い、特に歩数の多かった方々には、皆さんの前で歩数を発表して頂きました。5月の第一位は、1ヶ月合計約23万歩!!会場が歓声に沸きました!!

今年度は、運動習慣をつけて頂きたい思いで、万歩計をお配りしています。目標値は介護予防の視点でも推奨されている、一日約6000~7000歩と設定しています。一日目標値まで歩くことができると、今年度最終月となる2月までの10カ月間で、銭函から東京まで到達する計算となります!みなさんの中には、たくさん歩けないという方ももちろんいらっしゃいますが、ご自身なりのゴール地を決めて、一緒に頑張っていけたらと思います。

毎月みなさんの歩数と到達度をチェックさせて頂きます。2月までにゴールを目指して、一緒に頑張っていきましょう!!

 

2018.06.11 UP
小児発達 リハビリ予約表 7月のご案内

7月の予約表をお知らせします。予約状況は反映されませんので、ご注意ください。また、予定が変更となる場合もありますので、詳しくはメールなどでお問い合わせください。


家族介護教室「知っておきたい!脳卒中の話」を開催しました!

6月8日(金)当院にて、回復期リハビリテーション病棟主催の家族介護教室を開催いたしました。患者さんやご家族の皆様が安心して、入院・在宅生活を送れるよう毎月第2金曜日に開催しています。今回のテーマは、「知っておきたい!脳卒中の話」でした。4月に着任されたリハビリテーション科の安藤医師が、脳卒中の原因と治療、リハビリテーションの役割、再発予防のためにできることなどについて、わかりやすく解説してくださいました。どなたでも無料でご参加いただけます。次回のテーマは追ってご連絡いたします。乞うご期待!

 


「体力テストを実施しました!」

5月12日(土)、平成30年度、第1回銭函リハビリテーション学校を開催しました。

今年で3年目となりますが、参加者数は過去最高の41名をお迎えし、とても賑やかな幕開けとなりました。

今年度初回は、今年4月から新しく当院の整形外科医となった大塩至医師の相談会と、体力テストを実施しました。大塩医師からは、皆さんから挙がっていた、元気に暮らすためにはどうすれば良いか、骨粗しょう症にならないためにするべきことは何か、という質問に対し、運動機能を維持していくためのコツや、普段の生活に取り入れられることなどのお話しがありました。恒例の体力テストでは、筋力やバランス、体の柔軟性を測定し、皆さん自身に体の状態を自覚して頂く機会としました。

今年度も当院の多職種が関わり、皆さんの健康維持に向け少しでもお手伝いできるよう、様々な内容を企画していきます。同じ地域で暮らす仲間として、毎月元気にお会いできることを楽しみにしています。

2018.06.04 UP
第1回「認知症社会が目前」

※HPリニューアルにつき、過去に投稿した記事を再投稿しております。

(1)「2025年問題」
人口の高齢化に伴って認知症が年々増加しつつあることはしばしば議論されていますが、政府は、団塊の世代が全て75歳に達する2025年をターゲットとして高齢化対策をすすめようとしています。この状況の中、本年(2015年1月27日)認知症に対する国家戦略が決定されました。人口の高齢化を論じる際「2025年問題」なる用語がしばしば登場しますが、その要点を対象人数で見ると次のようになります。

認知症高齢者2012年時点で462万人:高齢者(65歳以上)の7人に1人
ほかに、軽度認知障害(MCIと略する)が400万人(合わせると1,062万人)。

②政府予想では2025年時点には、認知症高齢者が多くて730万人(高齢者の5人に1人)
これにMCIの予測584万人を加えると高齢者3人に1人に相当。

(2)「新オレンジプラン」
この国家戦略は、厚労省が2013年から進めている5か年計画「オレンジプラン」の目標引き上げが中心で、「新オレンジプラン」と呼ばれます。その基本的考え方は、「認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指す」で、具体的には7本の柱からなっています。
①認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進
②認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供
③若年性認知症施策の強化
④認知症の人の介護者への支援
⑤認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
⑥認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等
の研究開発及びその成果の普及の推進
⑦認知症の人とその家族の視点の重視

(3)認知症サポーター
新オレンジプランでは、認知症に対する正しい知識と理解をもって認知症当人・家族を支援する「認知症サポーター」(目印として手首にオレンジリングを着ける;2014年末に580万人を超えた)の目標人数が600万人から800万人に引き上げられました。

次回、第2回では認知症の分類とその割合についてお伝えします。