札樽病院ブログリハビリテーションに関する活動2019年6月

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2019.06.17 UP
銭函リハビリテーション学校を開催いたしました!

初夏を感じさせる温かさの6月8日(土)、第2回銭函リハビリテーション学校を開催しました。今回は43名のご参加がありました。薬剤師による「骨折予防」の講演と「健康に暮らすために」をテーマにグループワークを行いました。

骨折予防の講義では、「骨粗しょう症ってどんな病気?」「骨粗しょう症の予防」「骨粗しょう症の治療」についてお話をさせていただき、最後に小テストをしました。骨粗しょう症は、骨がスカスカになって弱くなる病気で、特に高齢の女性に多いそうです。予防していきたいですね。骨を丈夫にするには、カルシウムを摂るとともに運動と日光浴も重要です。骨粗しょう症のお薬についてもご紹介いたしました。

グループワークでは、皆さんが健康に生活するために、どの程度活動しているのか、遠くまで出かけるのか、役割は何か、気を遣っていることは何かなど、話し合っていただきました。さすが!健康教室に参加されている皆さんは、いろいろな活動に参加されておられますね!

来月は7月13日(土)、テーマは泌尿器科の田付医師による講義とリハビリスタッフによる「体操」です。ぜひご参加ください。お待ちしています!

2019.06.14 UP
北海道作業療法学会学術大会で発表してきました!

2019年6月8日~6月9日、第50回北海道作業療法学会学術大会・第8回北海道作業療法士研修大会が開催され、当院の作業療法士がポスター発表をしてきました。
荒井英俊が「脳損傷後の麻痺側上肢に生じる浮腫に対する Elecric Muscle Stimulation の効果 」について、増子晴香が「気づき・空間認識に障害のある症例へのADLに焦点を当てた段階的介入について 」というテーマで発表してまいりました。
日本作業療法士協会、北海道作業療法士協会の会長の講演もあり、これからのリハビリを行うにあたって重要なことを知ることができ、大変有意義なものでした。また、演題発表について参加者の方と議論を交わすことができました。本大会に参加、発表した経験を日々の臨床に活かしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 


ニューロリハビリテーションセミナーに参加してきました!

2019年6月8日、奈良県畿央大学で開催された「ニューロリハビリテーションセミナー」に理学療法士が参加してきました。

今回のセミナーは、基本的な脳神経学から注意、歩行、感覚、運動学習、発達などのメカニズムを解説していました。海外の文献を主体とした最新の知見を学べたため、運動効果に対してより根拠のある内容を日頃の治療で実践していきたいと思います。

2019.06.11 UP
第13回 神経の病気と運転免許(その2 認知症)

※HPリニューアルにつき、過去に投稿した記事を再投稿しております。

神経の病気と運転免許」はその1が「てんかんと運転免許」でしたが、今回はその2として「認知症と運転免許」です。

平成29年3月の道路交通法改正により、以下が決まりました。

1)70歳以上75歳未満の運転免許更新を希望する高齢者は、「合理化講習」(運転適性検査30分、双方向型講義30分、実車指導60分の合計2時間)を受講します。

2)満75歳以上の高齢者は、免許更新時に「認知機能検査」を受け、その成績から3つに分類されます。
記憶力・判断力が低くなっている者第1分類:得点49点未満)」
記憶力・判断力が少し低くなっている者第2分類:得点49点以上76点未満)」
記憶力・判断力に心配のない者第3分類:得点76点以上)」

  この結果から、
第1分類」の方は「高度化講習(「合理化講習」に60分の個別指導が加わり合計3時間)」を受講し、後日「臨時適性検査」を受けるか、または主治医の診断書の提出が必要になります。
臨時適性検査」や医師による診断書から認知症と診断された場合は、運転免許の取り消し、または停止になります。
第2分類」の方は、上記「高度化講習」の受講が義務付けられます。
第3分類」の方は、上記「合理化講習」を受け運転免許が継続されます。

3) 75歳以上運転免許を持っている方が、「認知機能が低下した場合に行われやすい軽微な違反行為(信号無視など指定された18行為)をした場合には、「臨時認知機能検査」を受けなければなりません。
その結果が第1分類であった場合は、上記の「臨時適性検査」を受けるか、主治医の診断書の提出が求められ、それらの結果、認知症と診断された場合は、運転免許の取り消し、または停止となります。