札樽病院ブログCopan's Blog

2025.02.21 UP
コパンの杜3事業合同 「子育て はぐ」を開催いたしました!

2月19日(水)、コパンの杜3事業合同の「子育て はぐ」をオンラインで開催いたしました!

テーマ:「コパンの杜 卒業生 ~道のりの先へ~」

これまで子育てはぐを開催してきましたが、保護者さまからお子さま達の進路や将来についてのご質問・ご相談を受けることが多くございました。そこで今回は、上記表題の研修会を開催致しました。

内容としては、5名のお子さまの、これまでのご家庭・学校での様子や卒業時の様子、実際の支援や関わりのポイントについて、番外編として、就労支援に取り組んだ事例の紹介、サービスの紹介(説明)を行いました。

終了後には、保護者さまからのご質問や暖かいお言葉をたくさん頂戴いたしました。

「勉強会、ありがとうございました。 おかげさまで小学校を卒業した後のこと、まだボヤッとしかイメージできていなかったことが、少し具体的に見えてきました。 子供たちの成長をみながら少しずつ考えていければと思います。 先生がおっしゃってた通り、うちの子たちも時間とともに成長していることを日々実感しています。 それでも特に〇〇の幼稚園時代は、これからどうなっていくんだろうと途方に暮れていたこともよく思い出します。 これからも色々あると思いますが、子供たちのペースに合わせつつ、コパンの先生方にも相談しながら乗り越えていきたいと思います。 とてもためになる勉強会でした。 ありがとうございました」

「どうしても出来ないことや苦手なことに目が向いてしまい、そこを何とかしてあげたいと過ごすことが多かったことに気付かされました!もっと子供達のやりたい、好き、得意といったところにも目を向けていきたいなと昨日の講座を受けて感じました。 貴重なお話をありがとうございます。荻野先生の「成長しない子供はいないですから」という言葉に励まされ前向きな気持ちになれました。 いろんなお子さんの成長過程を伺うことが出来て、まだまだ子供達には伸びしろがたくさんあるんだなと感じました。 やりたいことが見つかった時に背中を押してあげられるように過ごしていきたいなと思いました。これからもよろしくお願いします。次回の子育て講座も楽しみにしています。」

「卒業の目安や、中高生の困りごと等想像もできなかったので勉強になりました。 他の保護者の方の質問を聞けたのがとてもよかったです。 またこのような機会があれば参加したいです。」

「本日は、大変勉強になりました。具体的なお話が聞けて、とても良かったです。ありがとうございました。」

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

次回の開催も当ホームページと公式インスタグラムでお知らせする予定です!皆さまのご参加をお待ちしております!

2025.02.21 UP
【銭函地域対象】介護予防教室を開催いたしました!

2月17日(月)、銭函の老人クラブ「元気会」の皆さんを対象に、「腰痛を防ぐ」をテーマにした介護予防教室を行いました。

今回は、当院の理学療法士が腰痛の種類や原因、予防策などについてご紹介いたしました。人の脊椎の形の説明も含めながら、原因の特定できない腰痛や、骨粗鬆症や圧迫骨折、脊柱管狭窄症など原因の分かっている腰痛について、痛みを引き起こしやすい姿勢や環境などについて、クイズを交えながらお話ししました。

最後には皆さんと一緒に、腰痛の軽減、予防対策に太もも・股関節・お尻周りのストレッチ、スクワットを行いました!参加者からは、「こんな時どうすればいいの?」「〇〇は効果あるの?」などたくさんのご質問をいただき、大盛況でした。

当院の整形外科でも、医師の判断により外来リハビリテーションを受けることができます。疼痛の軽減や、自主トレーニングの指導、楽にできる生活動作の仕方など様々な支援を行っています。お気軽にご相談ください!

整形外科についてはこちら

2025.01.21 UP
介護保険認定のメリット~当院ケアマネージャーがお手伝いいたします

 こんにちは!ケアマネージャーの高橋です。ケアマネージャーは、利用者様やご家族からの相談をうけ、必要な介護サービスが受けられるようケアプランを作成し、市町村やサービス事業者と連絡調整をしています。すでに介護認定を受けている方も、そうでない方も、介護サービスには多くの種類がありますのでぜひ知っていただきたく思います!

 認定された介護度によって利用可能なサービスは異なり利用料金も変わってきますが、介護認定を受けると、介護支援や家事援助、施設への通所・宿泊などのサービスを利用できるメリットがあります。福祉用具のレンタルや購入費の負担、自宅のリフォーム費用の支給なども受けることができます。

 当院では、訪問リハビリ通所リハビリも行っていますが、今回は訪問看護についてご紹介いたします。

札樽病院訪問看護ステーションひまわり

看護師がご自宅で療養されている介護や医療処置が必要な方を定期的に訪問し、主治医や担当ケアマネージャーと連携しながら様々な援助を行います。現在は常勤看護師3人、非常勤看護師1人が在籍しております。緊急時には24時間対応しています。

援助内容
  • 血圧、脈拍等の健康状態、病状の観察
  • 薬の管理や効果、副作用の観察
  • 医師の指示のもと医療的処置の実施
  • 散歩や家事などの日常生活動作の訓練
  • 入浴、排泄等の日常生活の支援
  • 介護者への介護指導など

札樽病院介護相談センターひまわり銭函

札樽病院には居宅介護支援事業所が併設しています。居宅介護支援事業所には、現在2名のケアマネジャーが在籍しており、利用者様は約75名いらっしゃいます。

要介護認定を受けた利用者様が、安心して在宅生活が送れるように相談業務や、介護保険サービスをご利用いただくためのサービス調整を行っております。

その他にも、介護保険の代行申請のお手伝いも行っております。相談は無料ですのでお気軽にご相談ください。

2025.01.09 UP
年末年始の特別入院食を提供いたしました!~栄養課の取り組み

皆様、年末年始はいかがお過ごしになられましたか?特別なお食事を楽しまれた方も少なくないと思います。当院でも、年末年始を病院で過ごす患者様もお正月の雰囲気を感じられるよう、12月31日~2025年1月3日の期間、しっかりと栄養計算をしつつ、いつもと違った豪華なお食事をご用意いたしました!

患者様からは、「ごちそうがいっぱいでよかった」、「全部美味しかったが、特に数の子が嬉しかった」「彩り良くお正月らしい食事だった」、「美味しいものばかりだった」などの声が聞かれ、大好評でした。

今年も、患者様の治療の助けになるよう栄養面でサポートしてまいります!

2024.12.17 UP
おせちを安全においしく食べたい!~言語聴覚士の話

こんにちは!言語聴覚士の木村です。年の瀬が近づいてきましたね。おせち料理を12月31日から食べるのは北海道の習慣で、元旦から食べるのが一般的のようです。実は、おせち料理は、食べにくいものが多く、噛む力や飲み込む力が弱い方には、ハードルが高い料理なんですよ。今回は、安全に食べやすい方法をご紹介いたします!

注意が必要な食べ物

昆布など繊維質が多いもの
歯ごたえや弾力のあるものー昆布巻き、タコ、かまぼこ、数の子、こんにゃく、また繊維質の多い根菜の煮物は噛むのが大変で窒息の危険性があります。

酸っぱい料理はむせる原因
なますや酢の物など、酢を使った酸っぱい料理は、むせやすいので注意が必要です。

パサパサしやすいもの
口の中の水分を吸収してしまうような、焼き豚などの加熱した肉類は飲み込みにくく窒息しやすくなります。また、きなこなどの粉状のものは、粉が気管内に付着しやすくむせやすい食材です。

口に貼りつくもの
正月の窒息リスクNo.1は、なんと言ってもお餅です。お団子やのりも貼りつきやすく注意が必要です。下の図は、当院で行った飲み込みの検査で、餅を食べたときの様子です。粘り気があり、噛んでも細かく切れずに、つながった状態で喉の奥に残ってしまいました。ごっくんの力が弱い場合、窒息の危険度が高いと言えます。

安全に食べる方法
  • 弾力のあるものは、薄く切ること、また硬い肉などは、圧力鍋などを使って柔らかく煮ると良いでしょう。
  • 酢の物は、酸味を控えめにしましょう。
  • ぱさつく食材は、片栗粉などで“あん”をつくり、からませて食べやすくできます。
  • 餅は小さく(1㎝角)切って、よく噛んでください。飲み込むまで周りの人が見守ると良いでしょう。しかし、飲み込みにくくなってきたら、お餅はできるだけ避けたい食材です。介護食タイプの歯茎や舌でつぶせる飲み込みやすい餅も販売されているので、活用できるかもしれませんね。※当院でも購入できます。ご希望の方は管理栄養士までご相談ください。
  • きなこ等の粉が舞いやすい食材は、避けるかとろみをつけましょう。
  • おせち料理は、塩分が多いので、1日1回は果物や生野菜を意識して摂取しましょう。
姿勢や食べ方の工夫

食べるときの姿勢を意識したことはありますか?不安定な姿勢だと、食べにくく飲み込みにくいんですよ。食べる環境を整えることも大切なんです。

万が一、窒息してしまったら

窒息のサイン
・咳込んだり苦しそうにしている
・声を出せず喉をつかむ動作をする(チョークサイン)


・顔色が悪い

喉に詰まった時にまず行うこと
・できるだけ強い咳をする
・咳ができない時は窒息と判断し119番通報をする
・呼びかけに反応しない場合は、直ちに心肺蘇生法を行う

自宅でできる詰まった食べ物の除去方法
・背部叩打法・ハイムリッヒ法

背部叩打法で窒息物が排出されない場合に、ハイムリッヒ法を試し、交互に行うことが推奨されています。

注意点
※幼児は内臓を傷つける恐れがあるためしてハイムリッヒ法を行ってはいけません。
※高齢者でも内臓を痛める可能性があるため、ハイムリッヒを実施した場合は救急隊員にその旨を伝えるか、速やかに医師の診察を受けることをお勧めします。
※掃除機の使用は、あくまで最終手段です。窒息した際に掃除機を使用すると、舌を吸い込んだりノズルの先で窒息物を押し込んでしまうことがあります。また、不衛生かつ吸引圧で肺を傷つけてしまう恐れがあります。
最後に

言語聴覚士は飲み込みの評価やリハビリテーションを行っています。食べる楽しみを維持して、ちょっとした工夫で安全に、美味しく食べていきましょう!

昨年、当院の入院患者様に提供した年末年始のお食事をご紹介!今年も特別食を提供する予定です。お楽しみに!

2024.11.22 UP
第8回アジア太平洋作業療法学会で発表いたしました!

 2024年11月6日~11月9日に札幌コンベンションセンターで開催された「第8回 アジア太平洋作業療法学会」(APOTC 2024 : The8th Asia Pacific Occupational Congress 2024 in Sapporo)で当院の作業療法士が演題発表と実行委員として参加してきました。アジア諸国・オーストラリア・ニュージーランドを主とする2000人以上の作業療法士が、札幌に集結し、本大会過去一の参加人数で、盛会となりました。文化背景や考え方が異なる作業療法士が、「互いに支えあう地域づくり」を共通テーマとし、活発な意見交換がなされました。

 私たちは、臨床での経験をもとに、「For children with developmental coordination disorder, improvements in symptoms were associated with the provision of appropriate sensory stimulation and skill training」という演題でポスター発表をいたしました。

 国籍問わず、たくさんの作業療法士が聞きに来てくれたことはとても嬉しく、自信につながりました。また、日本文化体験コーナーでは、外国の方に説明するという役割があり、ちぎり絵や折り紙、習字、日本茶のお点前を実施し、多くの外国人の方に日本文化を体験していただき、喜んでいただきました。国際学会での発表は、自身2回目となります。とても大きなpowerをいただけた学会でした。今後も日々の臨床に生かしていきたいと思います。



2024.10.25 UP
こどもの心理検査と長所活用型支援~公認心理士のお仕事

 こんにちは!公認心理士(臨床心理士)の半澤です。「心理士」と聞くと、皆様どのような想像をされますか?多くの方は「心のケア」などを想像するかもしれません。
 心理士の4大業務として「面接(心のケアはこれに該当)」・「査定」・「地域援助」・「研究」が挙げられていますが、当院や児童デイサービス・コパンの杜では、「査定」で患者様・利用者様と関わらせて頂いています。

「心理査定」「心理検査」とは?

 「心理査定」とは、心理検査や観察を通し、患者様や利用者様の特徴を多角的に捉えることです。

 心理査定の中でも実施頻度が多いものが「心理検査」です。乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に実施する、知能、発達、学習、性格、認知検査の総称です。心理検査はご本人と1対1で実施するものから、保護者やご家族との面接式のものまで様々あります。

当院の心理検査について詳しくはこちら

長所活用型支援

「長所活用型支援」とは、文字通り、「長所」を「活用」した支援です。

 お子様の支援には、「短所を改善させる支援」よりも、お子様本人の意欲や自信につながる支援が最優先とされており、お子様の「できる」「得意」を活かす「長所活用型支援」が重要と考えています。「できる」「得意」を活かして課題を解決することで自信がつくと、苦手なことにも取り組む意欲が湧きます。そして、苦手なことに取り組んでいる際には「結果」のみに着目せず、取り組んでいる姿勢をたくさん褒めてあげることが大切です。

 心理検査では、お子様たちの「得意」「苦手」が明確に表れるものもあります。「得意」「苦手」を出すのみならず、「得意を活かした苦手な点の支援方法」や、「ご本人に合う学習方法」などを探ります。支援の際にはお子様相手であっても関係は「対等」でいることを意識し、課題の改善や「できる」を伸ばすために「二人三脚」で取り組んでいく姿勢が大切です。

 心理検査から得られた情報は、医師、リハビリ、コパンの杜のスタッフの皆様と共有し、支援に繋げています。困り感や不安なことがありましたら、ぜひ、ご相談ください!

参考文献:子どもの心理検査・知能検査 保護者と先生のための100%活用ブック(合同出版)

2024.09.24 UP
10月は乳がん月間!当院でも乳がん検診を実施しています

 今回は、放射線課からのご案内です。皆さんは乳がん検診を受けたことはありますか?毎年、10月1日から31日の1カ月間を「乳がん月間」とし、日本では、早期発見・早期治療を啓発するピンクリボン運動が行われます。
 乳がんは女性の部位別がん罹患数1位のがんで30代から急増し、40代後半からはさらに増加すると言われています。一方で、早期発見、早期治療での治癒率が高いので、がん検診が非常に大切な病気です。しかし、日本は先進国の中でも、乳がん検診率が低く、アメリカの80%以上に対し、約半分の40%位にとどまっています。

 札樽病院では、マンモグラフィー検査はNPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構の認定を取得した女性技師が、ほとんどの検査を担当していますので、安心して検査を受けていただけます。

札樽病院の乳がん検診(触診とマンモグラフィー)
  • 予約制です。こちらまでご連絡ください。 担当:(0134)62-4676(直通)
  • 検診日:月曜~金曜(祝日除く)9:00~11:30/13:30~16:30
    土曜日 9:00~11:30 ※女性技師が不在の場合もございます
  • 小樽市にお住まいで検診費用が無料となるクーポン券が届いた方は、クーポン券をご利用できます。当日、ご持参ください。

 

2024.08.20 UP
病院のお仕事紹介~国家資格・臨床検査技師のお仕事~

『臨床検査技師』という職業にあまり耳なじみがないかもしれません。しかし、マンガやドラマにも度々登場し、ドラマ「科捜研の女」で沢口靖子さんが演じている主人公も臨床検査技師の資格を有しています。昨今の新型コロナウイルスの流行にともない、PCR検査に携わる職業として知られる機会も増えました。臨床検査技師になるには、国家資格の免許を取る必要があります。

 臨床検査技師とは、医師の指示のもと、病気の診断や治療、健康維持のために必要な検査を行い、その結果を提供する医療技術職です。

 検査の種類は、大きく「生理機能検査」と「検体検査」に分けられます。当院では診療技術部スタッフとして、心電図やABI(血圧脈波検査)、聴力検査などの「生理機能検査」と、血液や尿、便などの検査をする「検体検査」を実施しています。

 当院で実施している主な検査

 当院では、入院・外来・健康診断での各種検査、またPCR検査などにおいて携わっています。臨床検査技師は、顕微鏡や遠心分離器等、色々な機器を扱いますが、生理学的検査では直接患者様と接しますので、お待たせしないように、また、できるだけ楽に検査を受けていただけるような声掛けを心がけています。医療が進むにつれ、検査の量や種類、思料する機器は変化していきますので、知識、技術の修得に励んでいます。

2024.07.30 UP
おたる潮まつりのねりこみに参加いたしました!

7月27日(土)、おたる潮まつりのねりこみに銭函町会の皆様との合同チームで、約30名の当院の職員が参加いたしました!

初参加のメンバーもいましたが、Youtubeを見ながら練習した成果を発揮し、元気にはじける姿が見られました。

当日は、程よい天候で職員の子どもたちも交えて最後まで楽しく踊りきることができました。地域の交流の場ともなり楽しいひと時となりました。

 

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